レモンのひとりごと

1人暮らしのひきこもりなアウトドア。旅、キャンプ、アニメ、小説、料理、ジャスミン茶、鶏の唐揚げが好き。

初心者がペルーでフルマラソンを走ってみた

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 どうも、レモンです。

 

南米を旅している時に、なんとなく、たまたま、「フルマラソンで走ってみるかー、いや、いや待て、走らなければいけない」っていう謎な強迫観念にさらされてペルーのリマ国際マラソンに参加しました。

  

参加自体はリマ国際マラソンサイトから参加費を振り込んでエントリーするだけなので超楽勝です。ちなにたしか3,000円くらいだったと思います。国際マラソンなのに安いよね。

 

結果から言えば、死ぬかと思いました。そして、ゴールしたときは号泣しました。

 

当時は革靴とサンダルしか持っていなかったので、大会前日に近所の靴屋に行って、「明日、フルマラソン走るから、まけてよ、おばちゃん」的な感じで、店の人と交渉しながら、500円くらいで叩き売られられている適当なランニングシューズっぽい靴を買いました。しかも、結局まけてくれなかったっていうね。

 

大会当日、ペルーにもまだ太陽が昇っていない朝5時頃、会場に向かいます。電車も動いていないから、近くでタクシーを捕まえて、タクシーの運ちゃんと、「ちょっくら走ってくるわ」と自慢しながら、会場まで向かいます。

 

エントリーのための指定会場はイベントとかで盛り上がっていて、参加者の人は自分で並んでエントリーします。お祭りみたいでわくわくしちゃうよね。

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エントリーを済ませると、そこら中で着色料がすごい飲み物がもらえたり、

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ランニングコースなんかも貰えるわけです。

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「お、海岸線も走るんだ、楽しみ、ふっふーい」みたいに、このときはまだ思っていましたがね。

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スタートまで時間もあったので、イベント会場でゲームに参加したり、ボードにコメントを書いたりしていました。「侍魂」っていうホッキョクグマも身震いするほどコメントも書き込んでおきました。

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朝飯を食べれていなかったので、近くの軽食屋でハンバーガー的なものを胃に入れたり。ちなみにこのハンバーガーは激ウマで、チキンのほぐしたものに、たまねぎとかマヨネーズが入っています。ついでに、ペルーで食べられるセビッチェっていう海鮮サラダも死ぬほどうまいです。

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そして、いざ、スタートのピストル。

 

テンションはフルマックスで、海外のよく知らない土地で一人、フルマソンに参加している感覚が異常に気持ちよくて、アドレナミンをどばどば垂れ流し。

 

ランニングコースの至る所に、専用のブースで音楽が流れてたりして、快調に走りながら、普段運動していない割にはハーフを通過するときには1時間40分くらいのタイムと、「おれ、、すごくね、、このままいくと、、フルマラソン3時間30分でいけんじゃね、、」みたいな感じでした。

 

ただ、ハーフを通過した時点で足が崩壊。

 

急に膝と膝の裏に激痛が走り、筋をやってしまったのか、よくわからないけど、とにかく痛い。あと、右足の親指も痛みはじめます。

 

そして、いまにも崩壊しそうな右足をかばいながら騙し騙し走るわけですよ。

 

30キロを通過した時点で、右足は完全に使い物にならない状態になっていて、まだゴールもしてないのに真っ白に燃え尽きちゃいそうなくらい。

 

右足をひきずりながら、とぼとぼ歩いていると元気な他の参加者が背中を叩いて、走るしぐさをしながら応援してくれるわけですよ。ただ一言言いたい、「ほっといてくれ」と。

 

ぼろぼろの右足をひきずりながらも、少し走っては歩いて、また少し走っては歩いて、っていうのを繰り返していたら、だんだんと左足も痛くなってきて、ふくらはぎ、膝、膝裏、爪、ともうぼろぼろです。

 

まさかの両足崩壊で、空を見上げるとものすっごい天気がよくて、なぜか笑えてきたりして。そして、両足をひきずりながら、また一歩歩き出すわけですよ。この時点でもはやマラソンではなくなっているわけですが。

 

100メートルくらい進むたびにどちらかの足を攣って、あげくの果てには、両足攣って、熱心な信者みたいに崩れ落ちたりと悲惨な状態です。

 

1キロ毎に距離の看板が設置されていたのですが、1キロ進むのがとにかく辛い。

 

いっそのことバイオハザード的に歩を進めたいところですが、侍魂にかけてそんな見苦しい姿をペルーの人々に見せるわけにはいきません。

 

半べそをかきながら、30m走っては、止まって、天を仰いで、200m歩いて、天を仰いで、また30m走って、両足攣って、止まって、天を仰いで、10m歩いて、両足を攣って、天を仰いで、

 

もう天を仰ぎすぎて、空を飛ぶかと思いました。

 

少しずつ、少しずつ、ゴール向けて歩みを進めて、ついに41キロを通過。ゴール手前ということもあって、沿道の人が応援をしてくれるわけです。箱根駅伝を走っている選手たちはこんな気持ちなんでしょう。

 

みんなが応援してくれるわけですよ、「チーノ!!!!、チーノ!!!!!」って。

 

辛すぎて、反応することも、手を上げることもできないから、心の中でこう思うわけです、「ありがとう、ありがとう、ありがとう、でもおれは中国人じゃないけどな)」と。スペイン語でチーノは中国人。

 

まあ、これが「ハポネス!!!!!(日本人)」だとしても、応援としては意味不明だけどね、と冷静に思いながら。

 

そして、チーノコールに包まれながら、両足を攣りながら、めちゃくちゃゆっくり走る日本人がゴールを切ったわけです。

 

その瞬間、足が崩れ落ちて、号泣しました。大の大人が。なんの涙なのかはよくわからないですが、たぶん達成感と開放感。

 

何事もなかったかのようにゴールテープを切る他の参加者にまた背中を叩かれながら、邪魔にならないところまで足を引きずりながら移動。

 

足をひきずりながら完走の記念Tシャツをもらいに行ったりして帰路につきます。

 

タクシーに乗って、宿まで帰るわけなんですが、走っている最中はアドレナミンが出ていたからなのか、時間が経ったせいなのかわからないですが、両足全体が極度の筋肉痛みたいな状態になっていて、全く、これっぽちも膝が曲がらない。両足を伸ばしきった状態でロボットみたいにしか歩けない状態。強盗さん、襲うなら今です。 

 

必死の思いで宿に到着し、靴を脱ぐと、500円で買った靴のつま先は黒ずんでいて、何事かと持ったら両足の爪が綺麗に2枚とも剥がれていました。本当にありがとうございました。

 

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以上