レモンのひとりごと

1人暮らしのひきこもりなアウトドア。旅、キャンプ、アニメ、小説、料理、ジャスミン茶、鶏の唐揚げが好き。

10代のうちにインドは経験しておくと良い

どうも、レモンです。

 

早速ですが、インドへ行ったことありますか。

私はありません。

 

嘘です、あります。

 

20歳の誕生日を迎える直前の大学2年の冬休みに、1ヶ月間かけて一人でインド北部を放浪しました。いわゆるバックパッカーってやつです。

 

ちなみにそれが私の人生で初めての海外経験でした。

 

巷では、「インドに行くと人生観変わる」なんていう耳障りのいいフレーズがありますが、そこまでおおげさなことを言うつもりはありません。

 

ただ、19歳でインドを一人で放浪した経験が、その後の私の人生の方向を120度くらい変えたのは疑いようもないです。

中学校の廊下で遠くに元彼女が見えて、全く用事もないのにトイレに逃げ込んでしまうくらいの方向転換です。

 

それぐらい若い内の一人での海外経験、特に「宗教、衛生、食事、習慣、言語、建物、安全、動物、匂い、空気感、そこで暮らす人々」などのあらゆることが日本とは正反対に近い国の海外滞在経験は、その人の人間性を形成する上で、非常に大きな影響を与えると思っています。

 

私がいままでに訪れた国の数は30カ国くらいですが、その中でもインドという国はずば抜けてぶっ飛んでいます。

 

常識ってなんだったの、この人たちなんなの、ってなるなんてざらです。

 

 

 

まず、時間通りに物事がいくことなんてまずない。

 

公共の交通手段ですら時間通りに到着もしないし、出発もしない。

ただただひたすら待ちぼうけです。

 

でもそれもなぜか慣れてくると、気ままな感じがして悪くないです。

 

 

 

そして、汚い。ひたすらに汚いし、臭い。

 

日本なんて「おやおや、ちょっと臭うぞ」なんて路地裏の小便スポットくらいじゃないですか。

もう街中です。

 

どこを歩いても、人間と動物と排水物とスパイスとほこりとありとあらゆるものが混じって臭いがして、インド上空にはなにか違う空気が覆ってるじゃないかというくらい。

 

 

 

そして、商品に定価という概念がたぶんない。

 

普通の国であれば商品には定価が決まっていて、対価として通貨を交換する。

これが至極当たり前のことですが、インドでは値切りという行為が当たり前です。

 

「あなたがそのモノにそれだけ価値を見出したんでしょ」と言わんばかりのシステムです。

 

 

 

そして、どこの人もじろじろ見てくるし、10歩歩くと声をかけられる。

 

声をかけてくるのはほとんどが商人か詐欺師だと思いますが、どんだけ声かけてくるんだよ、もうほっておいてください、ってなります。

 

街中でガイドブックなんて開いた日には、ちょっとしかパーティー並に人集りができます。

 

 

 

そして、カレーがまずい。

インドってカレーの国じゃないのかよ、ってつっこみたくなるくらいおいしくない。

でも天然のスパイスだけで作られていて、人が本来口にするのはこういうものだと気づく。

 

ただ、腹は壊す。

タージ・マハルの外の公園のトイレの1つを詰まらせたのは私です。

 

 

 

トイレットペーパーはない。

まず間違いなくない。

ハンドウォッシュ万歳だ。

 

 

 

人によって言うことが適当。

 

デリーからダラムサラー行きのバスで、夜にデリーのよくわからないバス亭で降ろされて、「そこで待っていれば乗り換えのバスが来るから」と言われたから1時間くらい待っていたが、全く来ない。

 

不安で死にそうで、周りの人に捨てられた子猫状態で声をかけまくったら、すでにそのバスは出発していたことが判明。

声をかけたたぶんバス会社の人が、そのバスをどこかで止めてくれて、車でバスを追いかけてくれて、なんとか追いついたのはいいが、バスが理由もなく止められて無駄に待たされた欧米系の観光客に、「こいつらかよ、バスを止めてたのは」って感じで見られたのはいい思い出。

 

 

 

インドで出会う日本人は変わった人が多い。

 

デリーでは日本人ゲストハウスを利用していたが、世の中には変わった人がたくさんいることに気づく。特に学生ではすごく賢い人が多くて、いかに自分が小さなコミュニティで生きていたかを痛感する。

 

 

 

地域によって人柄が異なる。

 

チベットの亡命社会の中心地ダラムサラーはもはやインドとは別。もはや天国。まず、飯がうまい。そして人がシャイで優しい。

 

チベットという国に興味を持ち、世界のことにさらに興味が広がる。

 

 

 

 若い内に自分の目で見て、肌で感じてほしい。

 

 

空港を降りた瞬間に感じるスパイスの匂い、肌にへばりつくような熱風、どこか憎らしく可愛らしいインド人の顔、おいしくないインドカレー、街中の牛の数、汚い街並み、息を飲むような景色、騙された時の悔しさ、安くモノが買えたときの喜び、移動の大変さ、出会ったことのないような人との出会い、物事は都合良くはいかないということ、ゆっくり生きことの素晴らしさ、日本という国の異常さ。

 

 

そこからなにかを学ぼうとか、そんなたいそうなことは考えなくていいから、ただただ感じてほしい。

 

情報で溢れた社会だからこそ、めんどくさがらずにその一歩をその目線を遠くに向けてほしい。

 

そしたら、きっと見たこともない景色に泣き、感じたこともない憎しみと喜びを感じ、いま生きていることの素晴らしさをきっと感じることができるはずです。

 

 

 

 

ただ、「またインドに行きたいか」と聞かれれば、間違いなく「いや、いいや」と答えるだろう。

 

だっておいしいもの食べたいもん。

 

以上